至言集


 このページでは、懐疑的な 至言 (しげん)を紹介していきます。


「健全な信用に至る道は、懐疑の深い森を通っている。」

                            ジョージ・ジーン・ネーサン


「私たちに必要なものは、信じようとする意志ではなく、真実を見い出そうとする意志である。」

                              バートランド・ラッセル


 「私たちは神秘を結末ではなく始まりとみなす。すなわち、探求の始まりであり、さらに大きな神秘につながっていくものとみなすのである。
 この視点は基本的に科学者の視点である。神秘を保っておきたいがために神秘的なものに手を触れないでおこうとするなら、探求は止んでしまい、知識の探求は終わりとなる。これは知られざるものを崇拝することへの高い代償である。」

 『クリティカルシンキング 不思議現象篇』より

T・シック・ジュニア&L・ヴォーン

 

「ある怪奇事件をありのまま報告することと、重要な事実を無視したりゆがめたりして怪事件をでっちあげるのとは、まったく別の行為である。」

   『世界謎物語』より                

                               ダニエル・コーエン

 

「欧米では、基本的にはビリーバー(超常現象肯定論者)であっても、「間違っているものは間違っている」とちゃんと指摘してくれる研究者や、後になって間違いが分かれば訂正記事を載せる真面目な奇現象専門誌がある。
 その点日本は、なんでもかんでも超常現象ということにして後は投げ出してしまう無責任報道しかない。こうした態度は、本気でその分野の真実を探ろうとしている真面目な研究者や、僕のようなコアなファンからすればまったく迷惑千万な行為なのである。」

   『新・トンデモ超常現象56の真相』より     

                                    皆神龍太郎

 

「『火のないところに煙は立たない』という格言は嘘である。それが本物の火なのか、それとも誰かの心の中にある妄想の火なのかを見極めなければ、真実は見えてこない。」               

                                     山本 弘

 

「気分さえよければ真実かどうかなど気にしないというのは、金さえ手に入れば汚い金でもかまわないというのと同じくらい倫理的にたちが悪い。」               

                           エドマンド・ウェイ・ティール

 

 「『ダマされやすさ』は冷静な分別が "願望" に打ち負かされると、心のなかに蔓延するものだ。だから自分の心のなかの "願望" を冷静に見つめる勇気が、ダマされないためのワクチンになる。」

 『オカルト探偵ニッケル氏の不思議事件簿』より

                                  ジョー・ニッケル

 

 「本当の記憶は幻のごとく虚ろだ。ところが、偽りの記憶は実に鮮明で、 現実と見まちがうばかりなのだ。」           

                       ガブリエル・ガルシア・=マルケス

 

「自分の間違いを認めるよりも、強固な証拠を退ける方が楽なこともある。それが人間というものなら、その現実は知っておくだけの価値があるだろう。」

   『カール・セーガン 科学と悪霊を語る』より     

                                 カール・セーガン

 

 「世のすべての霊能者がイカサマ師である、と決めつけられるかどうかという点については、残念ながら私はデータを持っていない。
 ただ、万人が認めうるような客観的に実証された霊能力などというものは人類の歴史上、いまだかつて一度も確認されたためしがない、ということは言えると思っている。」

   『サイキック・マフィア』監修者解説より     

                                   皆神龍太郎

 

「もしあなたがどうしても霊の存在を信じているのなら、自分が特殊な存在だと威張ったり、他人を怖がらせたり、新興宗教に巻き込むような下らないマネはせずに、何をいつまでも迷っているのかと、出てきた霊の愚痴を聞いてカウンセリングをしてあげられるような、余裕のある存在を目指してほしい。
その方が、世のため人のため、霊のためである。」

   『サイキック・マフィア』監修者解説より     

                                   皆神龍太郎

 

「暗闇を呪うよりも、ロウソクに火をつける方がよい。」

                                    格言

 

「検証されず裏づけされない洞察は、真理の保証としては不十分である。」

                              バートランド・ラッセル

 

「知ることこそ第一歩であり、考えるための最大の力になる。」

      『予言の心理学』より                菊池 聡

 

「予言について懐疑的に考え、情報を集め、自分で判断してほしい。そして、その姿勢は超常的な予言に限らず、現代の科学や技術に対しても必要な姿勢だろう。対象になるのが科学であれ予言であれ、盲信して思考を停止させることこそ、私たちがよりよく生きる道を塞ぐ行為となる。」

   『予言の心理学』より     

                                    菊池 聡

 

「昨日に学び、今日を生き、明日に希望を。大事なのは問うことを止めないことです。」               

                          アルバート・アインシュタイン

 

 「聖書の終末預言を信じる心理、『買ってはいけない』を信じる心理、インチキなUFO情報を信じたり永久機関詐欺にひっかかる心理・・・・・それらのメカニズムは、根の部分ではみんな同じもののような気がする。
 疑うのは面倒だ、考えるのは面倒だ、誰かの言ったことを鵜呑みにするのは楽でいい・・・その心の隙に、トンデモは忍びこんでくるのだ。
 疑う心は、トンデモの予防薬である。」

   『トンデモ本の世界R』あとがきより     

                                     山本 弘

 

「懐疑する精神も、不思議さに驚嘆する感性も、鍛え上げなくては使えない技術である。この2つが児童生徒の心の中で仲良く結婚することこそ、公教育の主要な目標とされるべきだろう。そんな慶事が、メディア、とりわけテレビに描き出されるところを見たいものだ。
  この2つを人々がうまく操ることができたなら―すなわち驚嘆する感性を大切にして、理由もなく捨て去ったりせず、あらゆる考えに心を開く一方で、証拠には厳しい水準を求めることが人々の第二の本性となったなら―どんなにすばらしいことだろう。
 そして証拠に求める水準は大切に思うことだからといって甘くするのではなく、できれば拒否したいことに対するのと同じだけ、厳しくしてほしいものである。」

   『カール・セーガン 科学と悪霊を語る』より     

                                 カール・セーガン

 

 「UFOや宇宙人というと、すぐ『宇宙哲学』や『超科学』や『陰謀論』をこね出す人がいるが、そんなことは確かに来ているということがわかった後でやればいい。まず必要なのは、理論や夢や妄想ではなく、確実な証拠と証明なのである。」

  『宇宙人とUFOとんでもない話』より

                                   皆神龍太郎

 

「カモは毎分生まれてくる。」

                         フィニアス・テイラー・バーナム

 

「知らないことほど固く信じられるものはない。」

                            ミシェル・ド・モンテーニュ

 

「ある男が初めて君を欺いたときには、彼を辱めるがいい。しかし、その男がもう一度君を欺いたとしたら、君自身を恥じるがいい。」           

                                  西洋のことわざ

 

「もしも人間の誤りやすさを断固として認めなければ、誤りは(深刻で取り返しのつかないものも含めて)永遠に人間についてまわるに違いない。しかし、ほんの少しの勇気をもって自分を見つめ、情けない気持ちをこらえることができるなら、可能性は大きく開けるだろう。」

   『カール・セーガン 科学と悪霊を語る』より     

                                 カール・セーガン